プリポスト・実行環境¶
FrontISTRは解析ソルバ本体です.実際に解析を行うには,前処理(メッシュ作成・境界条件の設定)と後処理(結果の可視化)を行うツールを,目的に応じて組み合わせます.このページでは代表的な組合せ(ルート)を一覧します.自分に合うルートを選び,各ツールの入手先やインストール・実行の章へ進んでください.
解析の全体の流れ¶
各ステップの詳細は 解析の流れ を参照してください.
ルートの選びかた¶
FrontISTRで使える周辺ツールには,公式が配布するもの,FrontISTRコミュニティで継続的に紹介されているもの,第三者が独自に連携しているものが混在しています.ここでは各ルートを,前処理・後処理の組合せと,公式/第三者・商用といった位置づけ,対応OSで整理します.
| ルート | 前処理 | 後処理(可視化) | 対応OS | 特徴 | 入手先・詳細 |
|---|---|---|---|---|---|
| REVOCAP_PrePost | REVOCAP_PrePost | REVOCAP_PrePost / ParaView | Windows | 公式配布の旧来GUI。前処理から可視化まで一通り扱える | ダウンロード / ビデオチュートリアル |
| FreeCAD + FEM_FrontISTR | FreeCAD(FEM_FrontISTRアドオン) | FreeCAD / ParaView | Windows・Linux | FreeCAD連携の公式系GUI。CADから一貫。機能拡充が継続中 | FEM_FrontISTR(GitHub) |
| EasyISTR | EasyISTR(UNVメッシュ取込) | ParaView | Windows・Linux | 第三者配布の統合支援GUI。日本語マニュアルが充実 | OpenCAE-DALAB Wiki |
| 入力ファイルを直接編集 | テキストエディタ(必要に応じて CAD→Gmsh→形式変換,Femap neutral→neu2fstr) | ParaView | マルチプラットフォーム | 標準ルート。全機能に追従。自動化・再現性に向く | 解析の流れ / メッシュ・データ変換 |
| 形影転写(Keiei-Tensha) | 形影転写(inp形式の取込/FrontISTR入力の3D確認・編集) | ParaView | Windows・Linux・macOS | 第三者配布のVS Code拡張。テキストと3Dビューの連動,選択箇所の!SGROUP/!NGROUP書き戻し,AIエージェント連携。直接編集ルートを支援 | Marketplace / structia.jp |
| Jupiter(商用) | Jupiter | Jupiter | Windows | 商用・日本製。大規模モデル対応 | Jupiter-FrontISTR Interface |
| WELSIM(商用) | WELSIM | WELSIM / ParaView | Windows・Linux | 商用・海外製。複数OSSソルバ対応 | welsim.com |
REVOCAP_PrePost の公開版には旧世代のFrontISTRソルバが同梱されています。最新版ソルバで解析する場合は,ソルバを別途入手して差し替えてください.
このほか,FrontISTR Commons の正会員向けに「Advance REVOCAP_PrePost for FrontISTR」が提供されています(サポートなし)。アドバンスソフトの商用プリポスト Advance/REVOCAP もあります。
はじめての方へ¶
はじめてFrontISTRを使う場合は,GUIで前処理から可視化まで行えるルート(FreeCAD + FEM_FrontISTR や EasyISTR)から始めると,最初の解析にたどり着きやすくなります.いずれも現在も更新が続いており,日本語の情報も得やすいルートです.操作に慣れてきたら,FrontISTRの機能を最も確実に使える「入力ファイルを直接編集」するルートに進むとよいでしょう.大規模モデルや商用サポートを重視する場合は,Jupiter や WELSIM のような商用ツールも選択肢になります.
後処理(可視化)について¶
FrontISTRは,可視化出力を有効化する !WRITE, VISUAL と,可視化形式を指定する !VISUAL(output_type=VTK 等)によって,ParaViewなどで読み込める非構造格子データ(VTK / AVS形式)を出力します.これを可視化ツールで読み込み,変位・応力・ひずみのカラーマップなどを表示します.出力形式や変換ツールの詳細は メッシュ・データ変換 を参照してください.